「ARCHIVE」 一覧

京都「茂庵」吉田山に佇む大正時代のカフェで珈琲を愉しむ

茂庵(旧谷川茂次郎茶苑) 茂庵もあん がある吉田山は、白川通のあたりまで裾野を広げる自然豊かな小高い山で、どこか神秘的な雰囲気が漂う場所。 手付かずの自然が多く残る緑地を歩いてみると、吉田山が神々の鎮座する山として古来から神聖化されてきたというのも何となく分かる気がする ...

青森「太宰治」ゆかりの地と故郷を巡る、晩秋の津軽文学ロード散歩

太宰治まなびの家(旧藤田家住宅) 北国の山間部で初雪が降り積った晩秋の頃、 小説「津軽」とカメラを鞄に詰めて、太宰治の故郷である青森へと旅に出た。 巡礼 「ね、なぜ旅に出るの?」 「苦しいからさ」 この有名な二行で、小説「津軽」の本編が幕を開ける。 太宰治が 新風土記叢 ...

「旧竹内栖鳳邸」THE SODOH から眺める京都東山の紅葉

THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO 京都の紅葉ハイシーズンと言えば何処も彼処も混雑し、SNSで有名になった “紅葉映え” スポットに至っては、場所によってかなり高い拝観料を取ったりする。 世界遺産の清水寺や、高台寺、八坂神社などの、超メジャー観光スポ ...

新選組「池田屋事件」三条大橋の擬宝珠に残された刀傷の謎

全国1億2千万の幕末ファンの皆様こんにちは。 江戸時代の旧街道、東海道の西の起点として知られる “三条大橋” 。京都市内のど真ん中を流れる鴨川にかかる橋の中では唯一、木製の欄干らんかんが残り、歴史的情緒を感じる事ができる橋です。 三条大橋 現在の三条大橋は1950年(昭 ...

京都岡崎「七代目小川治兵衛」の庭を歩いて巡るおすすめコース

2025/03/18   -街歩き, 京都
 

古くは 夢窓疎石むそうそせき や 小堀遠州こぼりえんしゅう 、近代では 重森三玲しげもりみれい など、今に残る京の名庭を手掛けた有名作庭家は何人かいますが、とりわけ東山界隈や岡崎エリアを散策していると、小川治兵衛おがわじへえ の名前に触れる機会がとても多い。 明治時代の ...

小林一三記念館「雅俗山荘」阪急創業者の旧邸を訪ねる

雅俗山荘「旧小林一三邸」 言わずと知れた小林一三は、阪急電鉄をはじめ、交通、住宅地経営の不動産業、阪急百貨店の小売業、東宝・宝塚歌劇団・阪急ブレーブスの興行業など、現在の阪急グループの礎を築いた、近代日本における企業家のビッグネームだ。 大阪府池田市、五月山の麓に広がる ...

神戸御影「旧乾邸」阪神間モダニズムを象徴する大邸宅を訪ねる

旧乾邸 「ゲストルーム」 江戸期から商人のまちとして栄え、昭和初期には日本一の商業都市となった “大阪” と、明治元年の開港より外国人居留地を拠点とした貿易が始まり、いち早く国際都市としての発展をみせた “神戸” 。 一大商都 “大阪” と、港湾都市 “神戸” 。二大都 ...

「飛田会館」飛田新地の歴史を伝える、現役色街の近代建築

2025/03/01   -遊郭・赤線遺構, 大阪

大正7年開業の大阪市西成区「飛田新地」は、100年の歴史を持つ日本最大級にして現役の “色街” だ。 飛田新地のエリア内に入ると、ある種、時代や社会から隔絶されたような空気が漂い、料亭と呼称される約160の妓楼が妖艶な風情を醸し出し、古き時代の遊郭の佇まいを今に伝えてい ...

「旧平賀義美邸」博士が過ごした、イギリス趣味の瀟洒な洋館

旧平賀邸「書斎」 イギリス郊外に建ち並ぶ瀟洒な田園住宅。それらの様式を忠実に取り入れたのが、平賀義美が大正7年に兵庫県川西市の猪名川沿いに建設した旧平賀邸です。 オーナーである平賀博士博士は東大卒業後にイギリスで染色技術を習得し、帰国後は「関西商工会の父」として日本工業 ...

リーガロイヤルホテル大阪「吉田五十八」の建築を訪ねて

リーガロイヤルホテル大阪「メインラウンジ」 吉田五十八いそや といえば、村野藤吾、堀口捨己と共に、モダン数寄屋建築家として知られていますが、実は関西に作品があまり多くない。 大阪中之島のリーガロイヤルホテルには過去にも何度か泊まった事はありますが、恥ずかしながら昭和大阪 ...

ひがし茶屋街「志摩・旧中や」金沢の遊廓建築と歴史を巡る

ひがし茶屋街 重要文化財「志摩」 戦国武将、前田利家によって開かれた加賀百万石の金沢。 江戸時代、金沢を中心とした加賀藩は日本最大の石高を誇り、江戸や京都と肩を並べるほどの繁栄ぶりを見せた。今も尚、藩政時代から積み上げてきた数々の伝統や栄華の断片が、各所でキラリと魅力を ...

金沢「宿 陽月」ひがし茶屋街の生きた遊廓建築に泊まる!

2025/02/09   -遊郭・赤線遺構, 石川

石畳の通りに木虫籠の町家が整然と並ぶ金沢市の ひがし茶屋街 は、江戸後期の文政三年(1820年)に加賀藩が城下町に点在していた茶屋を集めて町割りしたもの。 茶屋は「にし」と「ひがし」にまとめられ、浅野川東側に開かれたこの界隈はかつて「 東廓 ひがしのくるわ」と呼ばれてい ...

京都最大の旧色街「五条楽園」の遊郭建築と下町レトロ散歩路

京都の象徴として多くの人々に愛され、親しまれている 鴨川 。 下京区と東山区の境の鴨川に架かる “五条大橋” は牛若丸と弁慶が初めて出会った場所としても有名ですよね。平安時代の五条大橋は二筋上流の松原通にあたり、当時の五条橋は今の松原橋の位置っていうのが通説だそうです。 ...

京都「秦家住宅」住み継がれる京町家の美しい暮らし

2025/02/03   -京町家, 京都

“秦家はたけ住宅” のある京都「太子山町」は、山鉾町の西南の端にあり、祇園祭には太子山を京のまちに繰り出す。秦家は太子山の御神体である聖徳太子を祀る会所飾りの役割を担う。 太子山は聖徳太子が四天王寺を建立するために良質の杉材を求めて山に入り、見つけた霊木で六角堂を建立し ...

「綿業会館」大大阪時代を象徴する重要文化財の建築を訪ねる

綿業会館「談話室」 大正後期から昭和初期にかけて、東京を凌ぐ東洋一の商都として大阪が栄えた時代。時のおおさかを人々は “大大阪だいおおさか” と呼んだ。 日本の経済・文化の中心として栄華を極めた時の大阪の町には、日本一多くの人が住み、豊かな文化が花開き、数多くのモダン建 ...

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