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現役最古の官公庁舎「京都府庁旧本館」は光と影と桜がめっちゃ綺麗な近代建築だった

投稿日:2018-04-15 更新日:

Hamzo
京都府庁!

待ちに待った春が来て、訪れる歴史的名建築にも数々の彩りが添えられる季節になりました。

京都御所のすぐ近くにある京都府庁。敷地内にある “京都府庁旧本館” は、明治時代に建てられた近代建築物で、国の重要文化財に指定される歴史的建造物です。

京都府庁旧本館は、明治建築の巨匠 “辰野金吾” の弟子である、 “松室重光” の設計で1904年(明治37年)に建てられました。松室重光は京都府技師として社寺建築の保存・修復をする一方で、近代建築の設計も行うようになった人物。

外観はルネサンス様式の重厚な建築物で、昭和46年までは京都府庁本館として、また現在も執務室や会議室として実際に使用されており、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものになります。

往時の面影を残す室内空間

明治30年代は、日本の設計士が西洋建築様式の設計を適切に行えるようになり始めた時期でもあり、京都府庁旧本館はその代表と位置づけられています。

また旧本館は内部を本格的に改修するといった様な工事はこれまで行われておらず、明治の創建時の姿がとどめられているのが、近代建築好きにとっては嬉しいところ。

明治38年から67年の間、24人の知事が実際に使用した「知事室」や旧本館のシンボルとなる部屋の「正庁」 、府議会の議場として使われていた「旧議場」などは往時の面影が色濃く残っています。

また工芸品の趣さえ感じさせる空間に配された家具類は、明治期に洋式家具の製作と普及に尽力し、「日本の洋家具の父」と言われた “杉田幸五郎” の手によるもの。

美しい光と影

僕が特に印象的だったのは、アンティークな窓から溢れてくる光と、明治期の近代建築空間が作る 光と影のコントラスト が何とも言えず綺麗だったこと。

写真は少しアンダー気味で撮りましたが、実際に受けた印象もこんな感じ。

歩くとギシギシと鳴る床や階段の趣きと相まって、ノスタルジックな空間作りを手伝っております。時折、府の職員さんが書類を抱えて廊下や階段を行き来する光景から、現役の官公庁舍であることが伺えました。

 中庭と桜

京都府庁旧本館は桜の名所としても知られており、桜の季節には “観桜祭” が催され中庭がとても賑わいます。

旧本館の庭園は明治・大正期のカリスマ庭師 “七代目小川治兵衛” の作庭。琵琶湖疏水を巧みに取り入れた“無鄰庵”や“平安神宮神苑”など、岡崎界隈の名庭園を数多く手がけた庭師です。

枝垂れ桜や容保桜など、咲き誇る桜越しに旧本館を眺めたり、建物の窓から色鮮やかな庭園を眺めたり。見学に来られていた方々が思い思いに愉しんでおられました。

まとめ

京都府庁旧本館は無料で自由に見学が出来ます。また京都御所の付近には明治〜昭和初期の近代建築がいくつか点在しています。御苑散策や社寺巡りと合わせてお散歩コースに入れてみるのもオススメです。

では、また!

京都府庁旧本館公式ホームページ

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