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カメラのレンズを2回落として2回修理に出して分かった事を晒す

更新日:

S.L
またやってしもた…(汗)

皆さん、こんにちは。年に1回のペースでレンズを落とす男、Hamzoです。

一眼カメラのレンズが割れたぁ ! テンパってる人に読んでほしい記事

やべぇぇぇ・・・ とうとう、落としてしまった・・・(冷汗) ...

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以前にこちらの記事を投稿しましたが、現在、だいたい1日に平均50人ぐらいからのページアクセスがあります。 連休や行楽シーズンは100人を超える事も。 レンズを落とす人って意外に多いのかも知れませんねー。

んでもって、この記事を書いてから ほぼ一年後に、再びレンズを勢いよく落としました。 2回目と言えど、冷や汗は前回と同じぐらい出た。真冬の屋外、かつ新陳代謝が悪くなったオッサンでも、まあまあ汗が出るという発見もあった。

今回も前回同様に、修理と点検に出しましたが、2回 落としてみて 諸々 分かった事もあるので、記事にしてみようと思います。

一応、今回も先に国内の主要レンズメーカーの “レンズ修理代金の目安” のリンクを貼っておきますね。

ニコン製品の修理金額の目安

キャノン製品の修理金額の目安

ソニー製品の修理金額の目安

シグマ製品の修理金額の目安

タムロン製品の修理金額の目安

今回 私が落としたレンズはこちら

タムロン SP 24-70mm F2.8 Di VC USD(Model A007)

基本、単焦点 lover の私ですが、標準域の明るい便利ズームがあってもいいかなー と思って数年前に購入した1本。 建築写真を撮る事が多い僕としては、若干 写りが甘めのレンズなので、暫く使用頻度は少なかったのですが…

しかし流石、ボケのタムロンと言われるだけあって、柔らかい自然なボケ味は秀逸。 開放2.8からピント面はシャープだし、使い込んでゆく度にレンズの癖も掴めてきた。 しっとりとした雰囲気の描写がめっちゃ得意なレンズですね。


出典:フォトヨドバシ

前回落としたレンズと重量を比較しておきます。

“前回”  シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM 重量:1430g

“今回”  タムロン SP 24-70mm F2.8 Di VC USD 重量:825g

どちらも f2.8通しのズームレンズ。後は 14-24mm を落としたら 大三元 制覇でございます。

前回のおさらい

前回は70-200mmの望遠レンズを、レンズ交換中に腰の高さから垂直落下。キャップを取ると、こんな感じでレンズフィルターにヒビ割れが。


前回のシグマ 70-200mm

1.4Kgという重さのレンズを真っ逆さまに落としたのが原因なのか? レンズフィルターがびくとも回らず、前玉が割れているかどうかも確認できなかったので、前回はヒビ割れたフィルターを付けたまま修理に出しました。

結局、結論から言うと、前回の70-200mmはフィルターのみの破損 で 前玉は損傷なし という結果でした。

で、修理にかかった費用ですが…

ショック品のフィルター取外と関連部品の交換・点検という内容で、見積当初は 32,184円(8%消費税込)でしたが、「修理を進めるにつれ、想定よりも損傷が軽度であることが判明し、レンズの前玉にも損傷がなく見積修理費用は減額します」という、有難いご報告を頂き…

最終、メーカーさんにお支払いした修理費用は 18,036円(8%税込)でした。

各レンズメーカー共に “軽修理” “普通修理” “重修理” とだいたい3パターンの修理金額の目安をホームページに掲載しています。¥◯◯◯◯〜¥◯◯◯◯という記載のメーカーもありますが、下限が軽修理、上限が重修理にあたると思われます。

落下による修理は、いわゆるショック品なので基本は “重修理” として扱われる様ですが、前回の シグマ 70-200mm は、たまたま、前玉にも傷がなく、内部の部品にも不具合がなくて、重修理衝撃等による複雑な修理 から 普通修理分解を必要とする一般機能の修理 で済ませて頂いた。という事が想像できます。

今回のレンズ修理

今回もレンズ交換の途中に落っことしたのですが、前回の70-200mmは腰の高さぐらいから垂直落下、今回の24-70mmは膝の高さぐらいから斜め向きに落としました。

「グチャァ!」という嫌〜な音は、前回と変わらずでしたが、斜め向きに勢いよく落としたのが原因なのか、今回はレンズキャップが取れない!?

レンズをフリフリすると、割れたレンズのかけらと思われるガラスくんたちがキャップの中で 「シャカシャカ」 と小気味よい音を奏でている。 今度こそは前玉もご愁傷様かな… と、諦めたのですが、でも、やっぱりちゃんと目で確認したくて仕方ない。

多分、今回もフィルター取れねぇんだろぉな… と思いながらも、目一杯回してみると、回った! キャップごとクルクルまわしてレンズから外してみると…

キャップはきれい。

ひっくり返してみると、フィルターがこっぱ微塵。 前回より低い位置から落としたのですが、やっぱり、一点に力がかかる方がダメージは大きいんですねぇ…

で、レンズ本体はというと、パッと見た感じは 前玉に損傷ない! でも、よーく見ると、端っこの方に小さな傷が2〜3箇所ついている。 写真は撮れるんかいな? と、シャッターをきってみた。


落としたレンズで撮った記念写真

オートフォーカスも、ちゃんと動くし、ピントもきてる… と思う。

このまま使えるんじゃね? とも思ったが、傷モノと思いながら使い続けたくないし、仕事にも使うので修理に出すことに。

修理の流れと費用について

メーカーは違えど、修理の要領は大体同じでしたね。 タムロンは青森工場へ送って、点検・修理を行う流れです。

今回も一応、丁寧に梱包して。

プチプチ巻いて、行ってらっしゃい。

で、大阪から郵送後 3日目に 【修理品受付のご案内】というメールが、その2日後に 【修理お見積りご連絡】というメールが届きました。

日頃より弊社製品をご愛用頂き、誠にありがとうございます。
ご依頼頂いております修理のお見積についてご連絡させて頂きます。

□ 機種:A007・SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD
□ 見積金額:¥36,432 (技術料金¥11,800/部品代金¥25,000/特別割引料金¥3,680/消費税¥3,312)
□ 修理内容:落下による前部レンズ傷の為、分解し部品交換の上各部点検調整を致します。
□ 交換部品:消耗部品・レンズ

との事です。ちなみにタムロンがホームページで 修理費用の目安として記載している金額が…

SP AF24-70mm F/2.8 Di VC USD(A007)の場合

軽修理 ¥3,241 / 普通修理 ¥13,889 / 重修理 ¥30,093 (各税抜)なので、見積もりは重修理よりちょっと高いぐらい。やはり、前玉に傷がある場合は、レンズ交換が必要なので高くつくんですね。

特別割引というのは、メンバーズ登録した製品なら修理料金が10%割引になるというタムロンのサービスです。

タムロンの場合、修理期間は見積りの承認をしてから 「約3~5営業日」での発送が通常の様です。結構、早いですね。 僕の場合、年末年始を挟みましたが、実働は3日で工場から発送頂けた。

無事に帰還。

綺麗になって帰ってきました! で、以下が交換部品の明細になります。

1群レンズ × 1
4群レンズ × 1
カム筒 × 1
コマ × 1
ポスト × 1
遮光シート × 1

消耗品の交換も含まれていると思うのですが、前玉だけじゃなく他のレンズ群にも損傷があったみたいですね。 最終の修理代金は見積り通り ¥36,432 でした。

2回 落として分かった事 まとめ

落とし方によってダメージが違う?

レンズの重量や、落とした高さは関係なく、落とし方やぶつかる角度によってダメージも違う事が分かった。また、複雑な構成で出来ているレンズは、見えない部分の部品も、落下による衝撃で不具合が起こっている事があるみたいですね。

一見、ダメージが無さそうで、シャッターを切る事が出来ても、長い目で見ると点検修理に出した方が良いと思います。

修理費用はレンズ交換が伴うと高くなる?

一概には言えないとは思いますが、前回の70-200mmは前玉に損傷なく「普通修理」の扱いに。今回の24-70mmは小傷とは言えレンズ交換を伴う修理だったので「重修理」の部類に入ったのだと思います。

メーカーさんによって若干の違いはあるかも分かりませんが、基本は落下品というのは「重修理」 に該当し、運良く軽傷であれば「普通修理」の扱いになる場合もある…という事が分かった。

今回はレンズ2枚の交換を含む重修理でしたが、大枠は「修理金額の目安」通りの費用でした。レンズを落として修理に出す場合、大破は別として、メーカーが掲載している「重修理費用」は腹づもりしておいた方がいいと言えます。

修理期間は10日〜14日が目安

シグマとタムロン、2社に修理を依頼しましたが、およその修理期間は往復で10日〜14日が目安になり、両社共、修理対応は迅速でした。 案外、早く治して頂けるものです。

修理金額は純正レンズの方が高め?

同じ性能クラスのレンズで比較した場合、やはり修理費用も純正レンズの方が高めに設定されている様です。 キャノンやニコンは都市圏(東京・大阪)にはサービスセンターがあるので、店頭に持ち込んで、修理依頼が出来る安心感はありますね。

やっぱりレンズフィルターは付けましょう!

今回はレンズ交換を伴う修理になりましたが、やはりレンズフィルターが緩衝材となって、衝撃を和らげてくれた事は間違い無いと思います。 付けていなかったら、より重度の修理になっていたかも分かりません。

にっちもさっちもという場合の最終手段

最近は中古カメラの買取流通も活発で、壊れたカメラやレンズでも買取りしてくれる業者さんもいます。

修理に費用がかかり過ぎたら、いっそのこと、手放して新しい機種に変えてみるというのも一つの選択肢かも分かりません。僕も何度か利用した事ありますが、査定をお願いして修理費用と天秤にかけて判断してみるのもありだと思います。

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