大阪近代建築のライト・イット・ブルー
#Light It Blue とは、新型コロナウイルス感染症と最前線で闘う医療従事者へ、感謝と敬意を込めて、建物や景観を青い光でライトアップする取り組みのこと。
イギリスで始まったこのライトアップは、アメリカや日本など世界中で広がっています。
出典:USA TODAY
自己犠牲を伴いながら闘う日本全国の医療従事者へ、今一度、感謝の気持ちを新たにし、日本全国を「青」に染め上げることで、大きな結束感・一体感を与え、日本全国からの感謝の意を伝えることを目的に、同キャンペーンが認知拡大されています。
大阪市内でも Light It Blue に参加する建築が増えてきました。
所謂、大阪のライトアップイベントといえば、御堂筋イルミネーションが冬の風物詩となっていますよね。 例年、淀屋橋から本町あたりまでが「水都ブルー」という青い光で煌びやかにライトアップされます。
御堂筋イルミネーション
今回の Light It Blue は決して、御堂筋イルミネーションの様な賑やかなものではありませんが、コロナウイルスと戦う医療従事者へ向けて、そして、コロナ禍を過ごす私たち自身の心の平穏の為に、静かに淡い青い光を放っています。
大阪船場の近代建築たちの #Light It Blue です。
大阪取引所
1935年(昭和10年) 設計:長谷部竹腰建築事務所
長瀬産業旧本館
1928年(昭和3年)設計:設楽建築事務所
丼池繊維会館
1922年(大正11年)設計:不明(愛国貯蓄銀行として建設)
伏見ビル
1923年(大正12年)設計:長田岩次郎
青山ビル(旧野田源次郎邸)
1921年(大正10年)設計施工:大林組
MAKE IT BLUE の活動について
MAKE IT BLUE は新型コロナウイルスによるパンデミックで仕事が停止状態にあるイギリスのエンターテイメントおよびイベント業界の仲間達が集まり結成されました。 医療関係者を象徴する “⻘” を個人個人が様々な方法で創造、表現することで医療現場の最前線で闘っている方々に感謝の意を伝える運動です。 “Light it blue” は “Make it blue” の表現の一環で、毎週木曜 20 時に街に⻘の明かりを照らして感謝の意を伝えようと3月26日にロンドンからスタートし、その後イギリス全土に広まり、先週はヨーロッパ各国・アメリカ・アジア諸国と世界的なムーブメントになっています。
引用:MAKE IT BLUE
医療関係者の皆さまへ感謝の意を表し、一日も早くコロナ禍が収束し、わが町大阪にも普段の活気と平穏な日々が再び訪れる事を願っています。
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